端午の節句に掛けるお香は
1. 掛香って?
平安時代の宮廷では御帳台に掛けていたりしました。
御帳台とは今でいうところの天蓋付のベッドになります。
今は壁や窓辺などに掛けたりします。
2. 端午の節句に掛ける掛香は
平安時代には菖蒲の葉などで鞠状に編んだ中に
生薬や香原料をいれていたのが始まりで
薬玉といいます。
今はいろんな材料がありますので
お好みでお作りいただくといいですね。
3. いつまで掛けるの?
5月5日の端午の節句から
9月9日の重陽の節句までとなります。
掛ける期間は守らないといけないの?
その昔は端午の節句の薬玉は重陽の節句の茱萸嚢と掛け替えていましたが
今は両方を通年で掛けて楽しまれている方が多いです。
ご自身で作ったものを仏壇の近くに飾られてご先祖様へ。と
おっしゃる生徒様も多いですから、期間や場所などは
あまり気になさる事はないと思います。